白髪の原因②遺伝

両親からの遺伝も白髪に大きく関わっている!

私たち自身の設計図ともいえるDNAは両親から受け継いだものです。この設計図の中には、当然髪の毛に関する情報も書き込まれています。髪の毛の色はもちろん、太さやくせっ毛なのか、といったことも一人ひとり異なる設計図を持っているというわけです。この設計図はもともと両親から受け継いだものですから、両親のどちらかが白髪が多い場合、その子どもも白髪が多くなる傾向が強くなるのは間違いありません。統計的にみると、男の子は母親の影響を強く受け、女の子は父親の影響を強く受けると考えられるのだとか。

また、父親、母親の白髪が多くない場合でも、家系的に白髪が多い場合には影響を受ける可能性があります。他にも、メラニンに作用して髪を白くする「IRF4遺伝子」も、白髪の原因となっていると推測されています。

とはいえ、遺伝するのは「白髪が生えやすくなる」という情報です。ですから、たとえば食生活や生活習慣などを意識して白髪が生えにくくなるように努力すれば、ある程度は白髪の発生を抑えることができると考えられます。