漢方では白髪対策に「赤と黒の食材」に着目

長い歴史の中で培われた漢方独自のノウハウ

漢方では、「人間も自然の一部」と考えて体のさまざまな症状を抑えたり、改善したりします。病気になってから対処するだけでなく、病気になる前に予防的に体の状態をコントロールするケースも少なくありません。特に漢方薬は、何千年にもわたる積み重ねの中で、さまざまな生薬を組み合わせて人間の体全体を健康へと導きます。

そんな漢方には、白髪対策のノウハウもあります。古来より中国では、「黒い食材」と「赤い食材」が美しい黒髪の元となるとされてきました。黒い食材とは、黒豆、黒ごま、黒米、桑の実、黒きくらげ、海苔、烏骨鶏など。一方の赤い食材は、クコの実、クルミ、松の実などがあげられます。これらの食材を積極的に摂るには、黒米や黒豆をお米に混ぜて炊く雑穀ごはんがオススメ。また、クコの実はお茶にブレンドすると美味しく飲むことができますし、クルミは腹持ちも良いので、常備しておいておやつ代わりに食べるようにするのがいいでしょう。

西洋医学とは考え方が異なりますが、古来より脈々と受け継がれてきた漢方には、漢方でしか実現できない健康へのアプローチがあります。白髪が気になるという人は、ぜひこの「黒い食材」と「赤い食材」を積極的に摂るようにしてみてはいかがでしょう?