サロンと自宅で染める違いは?
自宅用とサロン用ではカラー剤の素材が違う
染める方法の違いもさることながら、白髪染めを自宅でやるか、ヘアサロンでお願いするかによっても、実は大きな違いがあります。まず、仕上がりの美しさでいえばやはりヘアサロンが圧勝なのは間違いありません。とはいえ、そのぶんサロンへ行く手間や時間、それにコストがかかります。一方自宅で自分で染めるのは、仕上がりに不安はありますが、手間や費用は抑えることができる、と考えるのが一般的ですね。
しかし、実は値段や仕上がり以外にも、市販のカラー剤とサロンのそれとでは成分に大きな違いがあるのです。カラーリングなどをすると髪や頭皮が痛む、ダメージがある、というのは皆さんご存知だと思います。そのダメージの原因となるのが、髪に色をつける成分です。カラー剤には、髪に色をつける成分としてジアミン、過酸化水素、アルカリ成分が含まれています。これらの成分が髪や頭皮にダメージを与えるのですが、市販のカラー剤はこれらの成分が多く、サロンのものは少ないという特徴があります。また、カラー剤のアルカリ成分としてアンモニアとモノエタノールが一般的ですが、サロンのカラー剤はよりダメージの少ないアンモニアを使っていることが多く、髪や頭皮へのダメージが抑えられます。
また、サロンでは前処理剤・後処理剤をきちんと使用しているのに加えて、一人ひとりの髪質に合わせて薬剤を調整することができます。もちろん、サロンのスタイリストは経験や練習を積んだプロですから、薬剤を塗る技術に関しても自分でやるのとは大違い。髪や地肌へのダメージを最小限に抑えてくれるはずです。