ヘアカラーが原因でアレルギーになることも?
抗生物質を飲んだときは白髪染めをしない!
ヘアカラーや白髪染めは、ジアミン系色素など色素中間体と、過酸化水素水を混ぜ合わせることで化学反応を起こして髪の毛に色をつけます。その時、髪の外側を保護しているキューティクルを剥がして中のメラニンを破壊し、色を抜いたうえで着色するという仕組み。そのため、ヘアカラーや白髪染めを繰り返すとメラニンが破壊されたり、頭皮がダメージを受けて白髪が増えていくことも少なくありません。
さらに恐ろしいことに、白髪染めやヘアカラーを使用したことによって、重大なアレルギー反応が引き起こされたというニュースがあります。消費者庁にはそのような事例が数多く報告されており、「異変を感じたらすぐに皮膚科を受診するように」と呼びかけられています。
このアレルギー反応の原因は、白髪染めなどに使われている色素中間体の成分が、風邪を引いた時に飲む抗生物質の成分とよく似ていることによるもの。普段なら白髪染めをつかっても全くアレルギー反応の出ない人でも、風邪などで抗生物質を飲んでいる時に白髪染めなどに触れると、目も開けられないほどひどいアレルギー反応を引き起こすことがあるのです。
抗生物質は数日間体内に残ることもあるのだとか。風邪を引いた直後など、体に抗生物質が残っているかもしれない状態で、白髪染めやヘアカラーをするのは絶対に避けましょう。