白髪の原因⑤活性酸素の増加
活性酸素による酸化が、白髪の発生につながる
活性酸素の働きによって体が酸化すると、老化が進むと考えられています。逆にいえば、老化を少しでも遅らせたいなら、体の酸化を防ぐようにすることが大切です。そして実は、この活性酸素は白髪にも大きく影響していると考えられます。活性酸素の働きによって毛母細胞の働きが弱くなると、メラノサイトの生成が抑えられてメラニンが減少し、白髪が増えていく、というわけです。この活性酸素の増加に大きく影響しているのが紫外線と睡眠不足です。
紫外線を頭皮に浴びると、活性酸素が生成されます。この活性酸素によって頭皮が酸化することで毛母細胞の働きが弱くなって白髪が増えてしまうと考えられます。体の酸化を防ぐためには活性酸素の発生を抑えることが大切。そのためにはなるべく紫外線を浴びないように心がけましょう。
そしてもうひとつ、体内の活性酸素増加に大きく影響していると考えられるのが睡眠不足です。人間は睡眠中にメラトニンというホルモンを分泌します。実はこのメラトニンには、体内の活性酸素を除去する働きがあると考えられています。ですからたっぷりと睡眠をとることはメラトニンの生成につながり、活性酸素を除去して細胞の働きを正常化します。当然、メラノサイトの働きも正常化されますから、メラニンが生成されて白髪の発生を抑えることにつながると考えられるのです。白髪を増やしたくない人はなるべく紫外線を避けて睡眠をたっぷりととるように心がけましょう。